喫茶月影~時々ショッピングモール~

十六夜:「ねぇ、そういえば、結局くりすますって何なの?」
燐:「え、今更それを…? いや、僕もよく分かってませんけど」
千秋:「そうきたか」
玉桜:「…改めて問われると、何なんだろう?」
桜:「え、分かんないで祝ってるの?」
千秋:「イベントは楽しければなんでもありよ。それにしてもちょっと疲れたなー。どっかで休んでくかなー?」
玉桜:「そういえば雅沙羅も来てるはずだよね? その辺の喫茶店とか覗いたらいるかな?」
千秋:「あ、いるかもね。会ってく?」
十六夜:「もっちろん!」
燐:「でも、どこにいるか分かるんですか?」
千秋:「分かんない」
桜:「そこで即答!?」
千秋:「いや雅沙羅が見つけてくれないかなって、期待?」
燐:「そんなまさか」
(近くの扉が開く)
雅沙羅:「呼びましたか?」
十六夜:「!?」
桜:「嘘!?」
千秋:「あ、そんなところにいた。やっほー」
玉桜:「あれ、華鏡とは一緒じゃないの?」
雅沙羅:「彼なら、今回は来ていませんよ?」
???:「また負けた…! お前、なんかズルしてんじゃねーだろうな?」
???:「する必要もないね」
???:「んだとーっ!? もう一回!」
???:「まだやるのか?」
桜:「ねぇ、もしかして一緒にいるのって」
燐:「ハクさんと…」
雅沙羅:「えぇ、ユリとエベルです」
十六夜:「あいつ、またなんかしたわけ!?」
雅沙羅:「いえいえ、彼らはただ純粋にゲームを楽しまれてあるだけですよ」
玉桜:「…ただ純粋に…?」
千秋:「ゲームって、何やってんの?」
雅沙羅:「ビリヤードです」
千秋:「へぇ、意外。エベルって結構感覚良さそうなのに」
雅沙羅:「えぇ、感覚は問題がなさそうなのですが…」
???:「どーしてこの玉は真っ直ぐ転がらねぇんだよ!?」
千秋:「あぁ、あれって結構難しいわよね」




***
微妙に謎テーブルと合流。これで別れますけどね。
そして私はそろそろ彼らにクリスマスらしいことをやらせるべき。
そう思い立ったので、次回はクリスマスカードかクリスマスの飾りを見に行きます(宣言)





拍手お礼

『空木』:「お前ら、どこ行ってやがった?」
『覇王樹』:「ちょっと外出しただけじゃないか」
『空木』:「それがどこかって聞いてんじゃねぇか。答えられねぇのか?」
『覇王樹』:「えー、外出する度に『空木』に許可をとらないといけないの? そんな話は聞いてないよ」
『空木』:「あぁ、普通の外出なら、な。だがあの喫茶店なら話は別だ」
『覇王樹』:「僕らが喫茶店に行ったこと前提なんだ?」
『空木』:「他にどこに行く? あそこなら丁度客も来てるし、お前らの興味もひくだろ」
『覇王樹』:「だからって最初に結論を決めてかかるのは良くないと思うね。科学の基本じゃないか」
『空木』:「なら、どこに行ってたのか言ってみろ。言えないってことは、当たりだろ」
『覇王樹』:「『羽蝶』? 回答を」
『羽蝶』:「ショッピングモール」
『空木』:「ショッピングモール…? って、やっぱあそこの喫茶店じゃねぇかよっ」
『覇王樹』:「あれ、ばれちゃった?」





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