喫茶月影~時々ビリヤード~

エベル:「ビリヤードのルール知ってる奴、挙手!」
ハク:「…」
ユリ:「…」
雅沙羅:「…」
エベル:「全滅!?」
ハク:「もう少しここで茶でも啜ってろってことだな」
エベル:「違うだろー!?」
ユリ:「雅沙羅さんが知らないのが意外でしたね…」
雅沙羅:「残念ながら娯楽に関しては詳しくなくて…。千秋がいれば、分かると思うのですが」
エベル:「よし、じゃあルールはでっちあげて…」
ユリ:「Σそこまでしてやりたいんですか!?」
ハク:「あんたの軽い脳味噌じゃ無理だろ」
エベル:「んだと、やるか!?」

ビリヤード大会: ハク VS エベル

雅沙羅:「自分の持ち玉を全て落としたほうが勝ち、ということでどうぞ、始めてください」
ユリ:「あ、突けるのはこの白い玉だけなんですね?」
雅沙羅:「そうでなければ簡単ですからね」
ユリ:「あぁ、確かにそうですよね」
エベル:「今に見てろよ、こてんぱてんにしてやるからなっ!」
ハク:「ほー、そうかい」
エベル:「なんだよ、余裕だな…っ。ほらってうわミスった!?」
ハク:「こてんぱてんにしてくれるんじゃなかったのか?」
エベル:「うるせーっ、これからだってのっ」
ユリ:「僕には見ててさっぱりなんですが、雅沙羅さん実況中継でもどうですか?」
雅沙羅:「実況中継ですか? …あぁ、エベルは玉の突き方から練習したほうが良いかと思いますよ」
ハク:「試合以前の問題だな」
エベル:「うっそだろ、そこからかよっ!?」




***
再び謎テーブルの打ち返しをいただきました、ありがとうございます。
気になる方はレイさん宅のブログへ!
あ、ちょっと私信も兼ねるのですが、雅沙羅と炬燵という組み合わせが、個人的にかなり意外でした。
雅沙羅は暖房器具とか冬物のコートとかと無縁なイメージがあるんですよね。
あぁそう。エベルが魔法を使えないように、部屋には結界を張っておきました(嘘)

レイさん、ありがとうございました!





拍手お礼

ヴィル:「エベルどこだ、エベル」
ジーク:「さっき嬉々として」
ヴィル:「嬉々として?」
ジーク:「喫茶店に」
ヴィル:「まじかよ!? 何でだよ、呼ばれたのか?」
ジーク:「…いや?」
ヴィル:「あのヤロ、一人抜け駆けしやがって…!」
ジーク:「今回の客人は」
ヴィル:「誰だよ」
ジーク:「あの痴話喧嘩の」
ヴィル:「何があっても俺は呼ぶな」





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