喫茶月影~時々ショッピングモール~

玉桜:「なんか、前回はすごく重厚なイメージだったのに、何この落差」
千秋:「今回はやったらノリが軽いわよねー。あ、十六夜ちゃん来た来た!」
十六夜:「お待たせーっ。もうびっくりしちゃった。ここって前回と同じ場所だよね? こんなに広かったんだ、あの外って」
玉桜:「Σ違うよ、外出てないよ!」
十六夜:「え?」
千秋:「本当にどうなってるのかわかんないわよね、ここ。前回会った時と同じ、あの『部屋』の中だから」
十六夜:「え? えーっ!? でも空見えるし、風も吹いてるし…?」
千秋:「その内雪も降り出すと踏んだわ」
十六夜:「屋内なのに?」
千秋:「屋内だからじゃないの?」
玉桜:「こういうどうでもいい設定を、こんなところで無駄に披露しなくたっていいだろうに…(苦笑)」
千秋:「まー、何でもいいけどね。時間は限られてるし。十六夜ちゃん、どっか入りたい店とかある?」
十六夜:「全部(即答)」
千秋:「よし来た。あたしたちも何あるか知らないのよねー。ただ、十六夜ちゃんとだと食べ歩きとかできないのが残念ね」
十六夜:「う…ごめん」
千秋:「ううん、責めてるわけじゃないの。十六夜ちゃんが普通に戻ったら、リベンジ戦やるからねっ! その時は屋台並べてもらおーっと」
十六夜:「屋台って言うと、おでん?」
千秋:「そう来る? もっと欧米的にホットドッグとかケバブとか…あぁ、駄菓子とか置いてあるといいわね」
十六夜:「???」
玉桜:「ね、ね、ところであの子たちは?」
桜:「いるわよ、ちゃんとここに! もー、二人とも十六夜ばっかり気にして、私たちには気付いてくれないんだから」
千秋:「はいはい、いらっしゃい。じゃあ行こうか」
桜:「Σあっさりと流された!?」
燐:「さすが雅沙羅さんのご友人…」



***
ということで、今回のメインメンバーはこの五人。
以前もお招きしておりますのでご存知の方も多いかと思われますが、ゲストは透峰 零さん宅「白虹太陰」にて連載中小説「夜虹蝶奇譚」より十六夜さん、桜さん、燐君です。
なので今回も拙サイトの桜は玉桜の名前でお送りします。
そして別の意味でレイさんにプレッシャーをかけている私。続き、楽しみにしてますね(笑)

で。メインだというのに登場していないキャラがちらほら。いや、拙サイトのは別に出なくてもいいんですが(笑)
彼らは恐らく、喫茶スペースをどこかに見つけて、常人には到底想像もできないような会話を繰り広げているのかと思われます。
さすが、レイさんにも私にも匙をなげられ、「謎テーブル」と呼ばれただけのことはあります(何)





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茘枝:「瑠璃はクリスマス、祝わないの?」
瑠璃:「クリスマスって、要するに誕生日よね?」
茘枝:「えっと…間違ってもないとは思うけど」
瑠璃:「自分のどころか知り合いの誕生日を祝ったこともないのに、どうして赤の他人の誕生日を祝うのかしら」
茘枝:「いや、別に誕生日として祝うわけじゃ…」
瑠璃:「大体どうして誕生日を祝うのかしら。歳をとるのは嫌がるくせに」
茘枝:「だから、誕生日じゃなくてクリスマス…」
瑠璃:「クリスマスは宗教上の祝い事でしょう? 宗教なんて信じてないから祝わないわ」
茘枝:「…ごめん。でもそれを先に言ってくれれば良かったのに」





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