それは、普通の喫茶店。

けれど一歩でも店の奥に足を踏み入れたのなら、

そこはありとあらゆる世界に通じているという。

ようこそ、喫茶月影へ。



ヴィル:「よっしゃあ、ようやく俺の存在が認められた…!」
ジーク:「……(お茶を啜る)」
カイ:「すごいすごい、なんか外国に来ちゃったみたいだよ!」
テオ:「もう、そんなにきょろきょろしないでよ、恥ずかしい」
ヴィル:「何だ何だ、じゃあおにーさんの魔法でもっとすごいところに…」(*彼は炎系)
ジーク:「…炎の海?」
ヴィル:「お前は黙ってろっ!」
???:「お前、そこで何やってんだ?」
???:「う、うるせぇ、関係ないだろっ!?」
テオ:「…なんか今、聞こえなかった?」
カイ:「聞こえたような…」
ヴィル:「お前らもか、俺もだ」
(扉が開く)
エベル:「邪魔して悪ぃな。角砂糖の補充忘れたってから持ってきた」
ヴィル:「お前がパシられてるって、何かあったのかよ」
エベル:「何もねぇよ。それからこいつ。そこで見かけた」
カイ:「クウリ!?」
テオ:「あんた、そんなとこで何やってんのよ」
クウリ:「べべべ別にちょっと迷っただけじゃねぇかよ」
ジーク:「…店の中に迷い込んだ?」
クウリ:「!?」
ヴィル:「迷ったら扉の前で誰か出てくんの待ってるのか? ご苦労だなそりゃ」
エベル:「ってか店の人が案内…」
クウリ:「うるせぇよ、黙れっ」
テオ:「ちょっと、その言い方は失礼じゃないの?」
カイ:「ま、まぁ、広いんだから仕方ないよ、ね、クウリ?」
クウリ:「お前も黙ってろ…っ」

***
ブログ交流企画 第九回はレイさん宅「白虹太陰」にて連載中の「風刻の者」よりテオさんとカイ君を、拙サイトからは裏(笑)の方で散々悔しがっていた「The Old Magic」のヴィルとジークを指定していただきました、ありがとうございます。
そして同じく乱入キャラとしてクウリ君とうちのエベル。
乱入キャラの方が目立って…そんな馬鹿な。
もうね、本家さんの作品すら見ずに書いているとかね、参考にしているのが某様のラジオ企画と某所の質問企画とかいう時点でかなりアウトですよね、すみません。





拍手お礼

瑠璃:「あら、この店も意地の悪い作りをしているのね」
綜:「基本的に招待制だからね、故意に誤って招待状が届けられた可能性はあるかな」
瑠璃:「それか、正規に招待されたあの子たちの後をついてきてしまったのか」
綜:「そっちの方が可能性としては高いかな」
瑠璃:「それはそうと、角砂糖の補充なんて忘れたかしら」
綜:「いいや。たまたま通りかかって声をかけてみただけ、と見たね」
瑠璃:「彼も物好きね。余計なお世話だって分かっていたでしょうに」





月影草