それは、普通の喫茶店。

けれど一歩でも店の奥に足を踏み入れたのなら、

そこはありとあらゆる世界に通じているという。

ようこそ、喫茶月影へ。



ロベリア:「あ、リアちゃんはっけーん」
リア:「Σどうしておねえさんがここに?」
ロベリア:「招待状もらったから来ちゃった」
ゼロ:「へへ、今日は俺も来ちゃったんだぜ、あのウサギツネをさしおいてな!」
エベル:「なんだ、このメンバー? このメンバーで一体どうしろってんだよ」
リア:「どうにかしてくれますよね?」
エベル:「無茶振りするのかよ、そこで、俺に!?」
ゼロ:「そういや俺、お近づきの印にって手土産持ってきてたのすっかり忘れてた! やっべー!」
ロベリア:「ん? それってもしかして」
ゼロ:「そーそ、ロベリアからもらったあのおもしろい観葉植物! おすそ分けにって思ってさ」
エベル:「観葉植物に面白いも何もあるのかよ」
ゼロ:「ふっふっふ、あるんだなーこれが! じゃじゃーん!」
???:「ヒトをおすそ分けすんなっ」
エベル:「…」
リア:「ツッコミ草ですか、おや懐かしい。もしやこれは改良版ですか?」
ロベリア:「うん、そうだよー。ツッコミのバリエーションが増えたのとー、あ、そうそう。たまに落ち込むようになったんだよー」
ゼロ:「マジで? これ落ち込むのかよ、見てみてぇ!」
???:「何だってんなに悪趣味なんだよ、お前ら…」
リア:「確かに声のトーンが落ち込んでますね」
ロベリア:「でしょー? あと、もう少し自由に動いてくれるといいかなぁ。動きのバリエーションを増やしたい?」
エベル:「ツッコミ草の癖に落ち込んでんじゃねぇよっ」
ゼロ:「お、ツッコミ草に突っ込みが入ったぜ!」
リア:「駄目じゃないですか、ツッコミはツッコミ草の管轄ですよ?」
エベル:「そうだよ、俺の管轄じゃねぇんだよ。だから俺にツッコミさせてんじゃねぇ、ツッコミ草の分際でっ」
???:「…」
リア:「…」
ゼロ:「そっちかよっ」
ロベリア:「まだまだ改良の余地がありそうだねー」

***
ブログ交流企画 第四回は、暁野さん管理される「アサボシ」より連載中小説「The legend of nihility」の主人公ゼロさんと、ものかきギルド所属のロベリアさんのお二人をお招きしました。
拙サイトからはエベルとリアの二人をご指名していただけて、ちょっと愕然としました。なんだこのメンバー(笑)
で、その四人に+αでお送りしました(笑)





拍手お礼

エベル:「てかお前、一体いつからこっちの所属になったんだよ」
リア:「いつからもなにも、私は最初からここの所属ですが?」
エベル:「いや、お前はギルドの所属だろ。いつの間にかこっちにも普通になじんでやがるけど」
リア:「えぇ、確かに私はギルドの所属しています。ですが、それだけでは私がこちらに所属しない理由にはなりませんよ?」
エベル:「あー、ごちゃごちゃうるせぇな!」
リア:「あ、もしかして最近出番が少ないからと…」
エベル:「それ以上言うんじゃねっ!」





月影草