喫茶月影~時々ショッピングモール~

千秋:「今更なんだけど、教会、あるの?」
桜:「ないの? こんなに色々あるのに?」
玉桜:「Σさっき鐘の音聞こえたよね!?」
燐:「どんな場所なんですか?」
玉桜:「えーっと、屋根の上に十字があって…なんていうか、尖った屋根の」
十六夜:「それって、あれのこと?」
玉桜:「…あった」
千秋:「さっすが、何でもありね、ここ」
桜:「本当に屋根が尖ってる! 格好良い建物ね!」
燐:「石造り、ですか?」
千秋:「んー、多分? ほらほら、早く中入るよ。時間ないから」

桜:「何あれ、すっごく綺麗!」
玉桜:「ステンドグラスだ…私も初めて見るや」
千秋:「何であんたが見たことないのよ」
玉桜:「え、千秋はあるの?」
千秋:「もちろんない。当然でしょ、あたし神道だし」
玉桜:「そんな胸張られても…」
燐:「静かにしないと響いてますよ」
千秋:「どうせあたしたち以外いないわよ」
十六夜:「え? 奥から声聞こえてるけど?」
千秋:「…」
桜:「先客がいるみたいね。誰だろ?」
ハク:「遅かったな」
十六夜:「Σなんであんたがここにいるのよっ!!」
雅沙羅:「あの後宗教の話でも盛り上がったので、折角なので見学にと」
燐:「そうだったんですか」
ヴィル:「エベルとユリの二人は見なかったか? あいつら、はぐれやがった」
玉桜:「その二人ならさっき会ったよ」
桜:「なんか、ちっちゃい子と口論してたわよ」
ヴィル:「ちっちゃい子? 誰だそれ」
エベル:「(後ろからひょっこりと顔を出して)どこぞの所長だよ。性格捻じ曲がった」
ユリ:「トータさんに失礼ですよ。すみません、遅れて。トータさんとハナダさんの二人を見送ってきました」
エベル:「失礼も何も、本当のことだろ!?」
ユリ:「ハナダさんも以前言われていましたが、二人とも本当に楽しそうですよね」
エベル:「誰がだよ、誰が!」
十六夜:「Σあ、音楽が…!」
千秋:「ミサが始まるみたいね。丁度良いタイミングだったわね」
玉桜:「じゃあ、このミサが終わったらパーティかな」




***
はい、宣言通りの教会を舞台に全員が合流したところで、準備編は終了したいと思います。
素敵なキャラを貸して下さった皆さん、ありがとうございました!
では続きはレイさん宅でお楽しみくださいませ。私も楽しみにしております(笑)

それにしても、あまり早くからこういう企画を始めるものではないですね。
早く始めすぎて、最後の方が力尽きているというか、個人的には既にクリスマスが終了しているというか(笑)
もしあるのなら、次回は短期決戦でいきたいと思います。





月影草