喫茶月影~時々ショッピングモール~

玉桜:「あれ…もしかしてクリスマスまで、あと十日?」
燐:「あ、そうみたいですね」
千秋:「じゃ、そろそろ飾りつけでもするか」
桜:「どこの?」
十六夜:「あの部屋の?」
千秋:「…」
玉桜:「…」
桜:「え、もしかして何も考えてなかったの?」
千秋:「出たとこ勝負で行くか」
玉桜:「それで千秋の考えが分かっちゃったとか…なんか嫌なんだけど」
十六夜:「もしかして、こういうこと?」(手近な扉を開く)
燐:「Σあ、いつもの喫茶店…!」
桜:「暖炉なんかあったっけ?」
千秋:「クリスマス特別仕様?」
十六夜:「このテーブルの上に乗ってるこの箱の中身って、何? 飾り?」
玉桜:「が、ガラスの飾りなんて、やだ、割っちゃいそう!」
千秋:「こらこら、そう怯えないの。プラスチックじゃない、これ」
玉桜:「え? あ、ホントだ。良かったぁ…」
千秋:「よーし、じゃ、飾りつけ開始!」
桜:「はーい!」

(十分後)

十六夜:「うわぁ、当日がすごく楽しみね!」
桜:「ねぇねぇ、靴下ぶら下げておいたら、私も贈り物もらえるかな?」
燐:「え、でも子供って…」
玉桜:「もちろんだよ! こんな可愛い子にプレゼントくれないサンタさんなんて、サンタさんじゃないよ!」
千秋:「…。そーそー、信じてるなら来てくれるって」
十六夜:「え、千秋ちゃん、最初の沈黙何!?」
千秋:「別にー。あ、外見て外」
玉桜:「あ、雪だー!」
千秋:「クリスマス本格始動って感じねー」




***
間が空いてしまってすみませんorz ようやく戻ってきました、彼らのターン!
今回は飾り付けでした。場所は、謎テーブルが最初にお茶していたあの喫茶スペースと思われ。
次はイルミネーションでも見に行きます。そしてその次は教会に赴く予定。
拙サイトで教会って、すごく違和感ありますね…!(笑)
あ、雪の辺りでうちの奴らばかりが発言しているのは、レイさん宅の皆さんがどんな反応をするのかいまいち予想できなかったからです…(苦笑)





拍手お礼

瑠璃:「あら、ここもすっかりクリスマスになったわね。珍しく」
綜:「毎年このくらいやってくれてもいいだろうにね。今年は何? 特別なことでもあるの?」
瑠璃:「上手くすれば、徨の学生生活最後ね」
綜:「社会人になっても、あれの余裕がなくなるとは思えないね」
瑠璃:「それには私も同意するわ。どうしてあんなにも暇そうにしているのかしら」
綜:「やってないことが多いんだよ。他人と比べて」
瑠璃:「偏食だから仕方がないわね」
綜:「そういえば次は正月だけど、誰が呼ばれるとかの情報は得てる?」
瑠璃:「まだ入ってきてないわ。今年は本当に何でもが遅くて」
綜:「締め上げる必要がありそうだね」
茘枝:「待って、結局クリスマスはどうでもいいの!?」





月影草