十六夜・桜・燐:「とりっく・おあ・とりいと!」
玉桜:「わあ、桜ちゃんに燐君! 待ってたよ! 来てくれてありがとー!」
千秋:「ほら、ハクさんも入った入った」
ハク:「どーも」
玉桜:「皆は何貰いにきたの?」
桜:「はーいはーいはーい、私まかろんが欲しいな!」
燐:「ぼ、僕はちょこれえとが…」
十六夜:「金平糖なんか良いなーって?」
千秋:「ハクさんは?」
ハク:「俺はトリックしにきた」
千秋:「トリックぅ? 誰に?」
ハク:「あんたと雅沙羅にだ」
千秋:「あたしはいいけど、何で雅沙羅に…ま、いいや。皆呼んでくるからちょっと待っててね!」

雪風「おおおお、来たな、小動物!」
桜:「あ、雪風さん」
雪風:「で、チョコレート欲しがってるってのはどいつだ?」
燐:「僕です」
雪風:「ほらほら食え食え、そして丸くなれ」
燐:「はい、いただきます! …えっと、その最後の丸くなれって…?」
玉桜:「マカロンはねー、ハロウィン仕様で更にカラフルにしておいたよ!」
桜:「え、あれって更にからふるになるの!?」
千秋:「そこそこにしとけって言ったんだけどねー」
十六夜:「なになに、私も見たい見たい!」
玉桜:「じゃじゃーん! オレンジが増えました!」
桜・十六夜:「わあ…」
玉桜:「えへへ、頑張ったんだー」
雅沙羅:「金平糖は十六夜さんでしたね。はい、どうぞ」
十六夜:「あ、ありがとう!」
雅沙羅:「…ハロウィン仕様にはなっていませんが…」
十六夜:「橙色の金平糖なんて期待してないから! っていうか普通のがいいから、私!」

千秋:「…で、最後がハクさんのトリック?」
ハク:「そんな堅くなんな。ほらよ」
千秋:「(出された箱を受け取って)? なに、これ?」
ハク:「大福。あんたらで適当に分けて食ってくれ」
雅沙羅:「わざわざありがとうございます。お気を遣わせてしまったようですみません」
ハク:「別に。いつも世話になってるからな」
雅沙羅:「いいえ、まさか。こちらこそ…」
千秋:「ストップ、ストップ! だからなんであんたらはいつもそう、お中元かお歳暮かみたいな感じになってんのよ!」


***


レイさん宅「白虹太陰」より、「夜虹蝶奇譚」の十六夜さん、桜さん、燐君、ハクさんの四人が遊びにきてくださいました。レイさん、ありがとうございます!
そして拙宅からは雅沙羅(金平糖)・玉桜(マカロン)・雪風(チョコレート)、そしてトリックで指名していただきました千秋です。
なんというかあれですね、持たせているお菓子が全然ランダムじゃなかったメンバー(真顔)

では、何か問題がありましたら、ご連絡くださいませ。


***


千秋:「ということで、ハクさんから大福貰ったから、皆で食べよっか」
ユリ:「だいふく……?」
エベル:(突き回して遊んでいる)
玉桜:「あれ、もしかして初めて?」
綜:「実を言うと僕らもあんまり馴染みがないんだよね」
瑠璃:「まともな食事もいらない、だなんて言い出す集団だったからね、仕方がないと思うわ」
華鏡:「…それは行き過ぎじゃないのかなぁ…」
雪風:「っていうかあいつは何しに来たんだ」
千秋:「それはハクさんのこと?」
雪風:「トリックって言いながら大福置いてっただけかよ?」
千秋:「トリックっていうよりは、ちょっと早めのお歳暮…」
雪風:「ほんとに何しに来たんだよ、奴は」
エベル:「Σは、ビリヤード…!」
ユリ:「エベル。ハクさんにトリック・オア・トリートしてきたらどうですか?」
エベル:「いいな、それ! 行ってくる!」
輝安:「駄目だ」
エベル:「Σなんで!?」
輝安:「お前、今回はここで大人しく待ちぼうけしてるのが仕事だろ」
綜:「輝安はまったく忙しいね(笑)」
輝安:「誰のせいだと思ってんだ、こら」
エベル:「うー…いいじゃん、この大福の礼ってことで」
クラウス:「まぁまぁ。それはおいしくいただいてからでも遅くはないんじゃないかな?」
雅沙羅:「皆さん、緑茶はいかがですか?」
華鏡:「あぁ、ありがとう(大福には手を付けないまま)」
雅沙羅:「どうかされましたか、華鏡?」
玉桜:「分かった、雅沙羅のイチゴだいh」
華鏡:「待って、桜、待って、それは…!」
雅沙羅:「私が作ったものよりも、ハクさんにいただいたこちらの方が美味しいと思いますけど………また、作りましょうね」
華鏡:「…うん、ありがとう」
瑠璃:「バレンタインでもクリスマスでもないんだけど、ねぇ?」


***


ハクさんにいただいた大福は、「月影草」メンバーでおいしくいただきました。
ありがとうございました!

 




月影草