〜夏祭り@喫茶月影〜

千秋:「あんたんとこって、夏祭りなんかやるんだ」
雅沙羅:「えぇ、やりますよ。まぁ、今回は境内を貸しているだけですけれど…」
玉桜:「もっと頻繁にやればいいのに。盛り上がるよ?」
千秋:「頻繁にやらないから盛り上がるんだと思うんだ」
玉桜:「そうかなぁ…」
千秋:「桜って、そんなにお祭り好きだったっけ? この間のお正月の時は、そうも見えなかったのに」
玉桜:「Σあれは、状況が状況だったからで…」
十六夜:「んー、香ばしい良い香り! なんか、お腹空いて来ちゃったなぁ」
ハク:「は、折角お祭りに来て、真っ先に出るのが食い気かよ」
十六夜:「次の機会には食べ歩きって、千秋と約束したんだからいいでしょ! あんたは黙ってなさいよっ!」
雅沙羅:「おや、早速お客様のようですね。十六夜さんもハクさんも、ご無沙汰しております」
千秋:「おー! その約束、大丈夫あたしも覚えてる」
ハク:「よぉ、元気そうだな」
十六夜:「雅沙羅さん! ごめんね、こんなの連れて押しかけちゃって!」
ハク:「それはこっちの台詞だね。毎度毎度、こんな騒がしくて鬱陶しいのが押しかけて悪いな」
十六夜:「だぁれが鬱陶しいですってっ!? 折角の再会を喜んでるっていうのに、あんたは、もう少しその口を閉じてられないのっ!?」
ハク:「誰もお前のことなんて言ってないだろ。それとも心当たりでもあんのか?」
玉桜:「ま、まぁまぁ、二人とも落ち着いてよ(汗)」
千秋:「二人も相変わらずねー。相変わらず仲がいいって言うか。嫉妬しちゃうよ?」
十六夜:「からかわないでよ! こんなのと仲がいいだなんて、冗談きっついからっ!」
千秋:「とにかく! 十六夜ちゃんとあたしは食べ歩きね! 雅沙羅は来ないとして、桜はどうする?」
玉桜:「ん? 私? あー…」
千秋:「決定、一緒に来なさい」
玉桜:「Σ拒否権ないの!?」
千秋:「即答できない方が悪い。ということでハクさん、十六夜ちゃんは借りていくから」
ハク:「返さんでいいぞ」
十六夜:「ちょっと、人を物みたいに言わないでよっ!」
ハク:「ほー、そんなに帰ってきたかったのか」
十六夜:「だっれがあんたのとこなんかに帰るもんですか! こっちから願い下げよっ!」
千秋:「ほら、十六夜ちゃん、ハクさんといつまでも絡んでると、置いてくよ」
十六夜:「Σ行く! 行くから待って!」
ハク:「よーやく静かになったか。いつものことなんだが、あんたは行かなくて良かったのか?」
雅沙羅:「えぇ、全体の様子を見に、先ほど一周して来ましたので。折角来られたんです。あなたも楽しまれていかれてくださいね」
ハク:「…善処する」


***
企画開始早々の参加をありがとうございます!
今回招かせていただきましたのは、透峰零さん宅「白虹太陰」より、ハクさんと十六夜さんのお二人。実はもうお二人来て頂いていますので、また後日合流していただく予定です。
なんか、ハクさんと十六夜さんのお二人だけで結構盛り上がってしまって。

あ、最初に説明しそびれましたが、今回の企画ではメインメンバーを固定せず、入れ替わり立ち代わり進めていく予定です。
なので、「このメンバーだったらちょっと…」などと思わず是非! お立ちよりくださいませ。

 




月影草