リア:「残るは四人になりました。残っているのは『The Spectators』のマリキヤさんとアスケロンさん、『The Old Magic』のエベルさん、そして『暗黒の雲』の綜さんです」
千秋:「上三位はともかく、これって名前出した時点で四位、はっきりしてない?」
リア:「今すぐに発表しますから、構わないと思いますが」
瑠璃:「それを言い出したら、もうほぼ全員票数分かるのよね。当然そこから順位も割り出せるわ」
千秋:「んー、それもそっか」
『空木』:「こら、投げずに最後まで突っ込めよ」
千秋:「そう? どうぞ?」
『空木』:「俺の役目かよ」
雪風:「言い出しっぺの法則だな」
華鏡:「言いたい放題だね…(苦笑)」
リア:「第四位は十票獲得、『The Spectators』からアスケロンさんでした」
アスケロン:「……………は?」
リア:「繰り返させないでください、非効率的です」
ヴィル:「なぁんで単発のお前がんな位置にいるんだよっ!?」
ユリ:「落ち着いてください、ヴィル」
リア:「そうですよ、僻むだなんて見苦しい」
瑠璃:「そう言っているあなたこそ」
リア:「人気投票に参加できなかったからって、僻みなんてしません」
瑠璃:「あら、そうかしら?」
雅沙羅:「瑠璃、あまり虐めないであげてくださいね」
レオン:「是非とも人気の秘訣を伝授してもらいたい」
アスケロン:「んなもん、俺が聞きてぇ」
ユリ:「父さん! 少しは自重してください、あれはあなたの次世代の話なんですから」
レオン:「………そうかorz」
リア:「アスケロンさん、コメントをどうぞ」
アスケロン:「あー………あんがとな」
リア:「もう少し気の利いたことは言えないんですか。折角四位になれたというのに、情けない」
アスケロン:「別になりたくてなった訳じゃねぇよっ」

エベル:「第三位は、この俺、『The Old Magic』からエベルだ!」
ユリ:「11票獲得しています」
リア:「私の台詞を取らないでください。まぁ、手間が省けたのも事実ですが」
エベル:「長かった…!」
千秋:「何が? 三位転落までが?」(*前回のペア投票では第一位)
ユリ:「この人気投票結果発表に登場するまでが、ですよね」
エベル:「当然じゃんか!」
『空木』:「それ、普通は喜ぶ所だろうが」
エベル:「Σ喜ぶ!? なんで!?」
雪風:「おいおい、本気かよ。最後まで出ないってことは、それだけ順位高いってことだろ」
エベル:「いや、順位の高さよりも俺は、出番が欲しい!」
ヴィル:「お前、宣伝の時に散々『票くれ』って叫んでたじゃねぇか…!」
エベル:「そりゃ票も当然ほしいに決まってんじゃんか」
雪風:「人気投票に次回があるとすりゃ、次回の発表は第一位からだな」
華鏡:「最後まで出番がない=順位が低い? それは、なんともまた…(苦笑)」
エベル:「いいな、それ! 採用!」
リア:「それ以前に、次回があるのかどうかから検証すべきですね」
瑠璃:「次回こそはあなたも参加すればいいわ。毎度司会は飽きたでしょう」
リア:「それは、私が参加してもあなたの順位は変わらない、という自信がおありということですか?」
瑠璃:「このサイト外で活動することの多いあなたの順位が低かったら、それこそ名折れよね」
リア:「宣戦布告と受け取りますよ」
瑠璃:「どうとでも」
雪風:「おー、なんか火花散ってる」
華鏡:「雪風、少しは控えてくれないかい?」
エベル:「俺を無視すんなよ!?」
ヴィル:「あーあ、彼女とか票数とか出番とかうるせぇから無視されてやがる」
エベル:「んだと、下から数えた方が早い順位のくせにっ」
ヴィル:「やるか!? 順位だけじゃねぇぞ、人生っ」
リア:「うるさいので固定化します」
エベル:「!?」
ヴィル:「!?」
リア:「残るは第二位と第一位ですね」

リア:「段々長引いてきましたので、最早どなたも待たれていないでしょうが、お待たせしました」
雪風:「お前、なんだその長い口上は」
リア:「台本に不服があるだけですのでお気になさらず。第二位は『暗黒の雲』より綜さん。14票入りました」
綜:「少なくとも僕は待ったかな。引っぱるね、これ」
『空木』:「お前んなに待ってねぇだろ」
綜:「待ってたよ。いつ出番になっても良いようにって、予定組んで頑張ってたんだから」
『空木』:「ならお前、その手に持ってる物を説明してみろ」
綜:「いやだな、科学者としての身だしなみ」
ユリ:「何なんですか、それ?」
綜:「興味ある?」
千秋:「ないないないないない! ないから!」
綜:「そう? 残念だな。ま、ちょっと減る物ではあるけど」
ユリ:「え、そうなんですか?」
ヴィル:「ユリ、頼むから死に走るような真似はすんじゃねーっ!」
エベル:「でも俺も興m」
ヴィル:「お前は黙れっ」
リア:「さすが通称マッドサイエンティストとあるだけあって、楽しそうですね」
綜:「まあね。人生短すぎてどうしよう」
『空木』:「世界平和と俺の安泰の為にもお前はさっさと逝け」
綜:「いやだな、僕がいつ君に何をしたっていうのさ」
『空木』:「思い出せねぇとは言わせねぇぞ。俺は思い出せねぇけど」
綜:「なら問題ないね」
『空木』:「大有りだっ」
千秋:「なんか、全員このノリに置いてきぼりねー。さすがマッドサイエンティスト」
『空木』:「マッドはこいつだけ」
綜:「君、幽体離脱とか興味ない?」
『空木』:「お前は俺の専攻を三回程復唱してみろ」
リア:「マッドサイエンティストのお二人は放置して、次回はようやく第一位の発表です」

千秋:「やー、終わった終わった。じゃー帰ろっか」
雪風:「長かったな、やったら」
ユリ:「待ってください、今回はどうして皆さんそんなにさっさと帰ろうとするんですか(苦笑)」
瑠璃:「もう第一位も発表されたようなものじゃない」
ユリ:「いや、ですけど」
リア:「私も早く帰りたいので、すぐに終わらせましょう。栄えある第一位は『The Spectators』からマリキヤさんで、24票でした」
ヴィル:「Σ24票!?」
『空木』:「第二位の綜と比べて十票も差があるじゃねぇか」
マリキヤ:「皆、ありがとー! そんなに僕のこと大好きだったんなら、僕もはりきらなきゃね☆」
千秋:「それにしても似た性格のキャラが並んだわねー」
アスケロン:「全員この性格にでもなってみるか?」
マリキヤ:「それは面白そうだねー!」
アスケロン:「喜んでんじゃねぇよっ、アイデンティティが崩壊するだろっ」
リア:「あなた自身のアイディアだというのに、ご自分で否定されるんですね」
マリキヤ:「仕方ないよー、アスケロンは考え方のベクトルが一般人とはちょーっとずれてるんだよねー?」
アスケロン:「んな満面の笑みで同意を求めるなーっ!!」
ユリ:「ところであの、雪風さん。他の皆さんは?」
雪風:「あ? そーいやさっきからいねぇな…」
華鏡:「ちょっと、酷い言いようじゃないかい?」
リア:「おや、お帰りなさい。今までどちらに?」
雅沙羅:「皆さん紅茶で良かったですか?」
桜:「お待たせー! 華鏡がねー、チョコレートプレートにデザインやってくれたんだよー!」
千秋:「あ、ショートケーキ!」
雅沙羅:「マリキヤ君、第一位おめでとうございます。リアさんも、司会進行お疲れさまでした」
リア:「別に、大したことはしてません」
マリキヤ:「わー、ありがとー! 丸のまま食ーべーるー!」
アスケロン:「お子様は控えろっ」


第四位(10票)
 The Spectators アスケロン

第三位(11票)
 The Old Magic エベル

第二位(14票)
 暗黒の雲 綜

第一位(24票)
 The Spectators マリキヤ



以上、皆さん、投票ありがとうございました!





千秋:「おーい、リア」
リア:「もう投票結果の発表は終わりましたが何か?」
千秋:「まさか本当に司会するだけやってギルドに戻るつもりなの?」
リア:「別に、私がどこで過ごそうと私の勝手じゃないですか」
千秋:「まーそうだけど、もうちょっとゆっくりしてきなさいよ」
リア:「何故ですか?」
千秋:「そんなにギルドに早く帰らないと行けない理由でもあるの? …ま、いいけど」
リア:「話はそれだけですか?」
千秋:「もう少し待つってことを覚えなさいって。ほら、今回の人気投票、リアはエントリーされてなかったじゃない?」
リア:「えぇ、徨が迷った挙げ句に含めなかったそうですね」
千秋:「それはどうでもいいんだけど、それで、閲覧者の一人がイラストを贈ってくれたの、まだ見てないでしょ」
リア:「…見てません。どういうことですか」
千秋:「だーかーら、リアのイラスト、描いてくれた人がいるの! ほら、早く見てきて!」
リア:「わざわざ見なければならない理由が分かりませんけど、仕方ありませんね、そこまで言われるのならば見てきます」
千秋:「もー、素直じゃないんだから」

秋待さんから、七周年記念にとイラストをいただきました。ありがとうございました!

リア:「まめな方ですね。徨なんて、何のお返しもできないというのに。………ありがとうございます





月影草