2013クリスマス・ブログ間交流企画「行ったり来たりクリスマス」
 「月影草」編 〜サンタクロースをやっつけろ!〜

エベル:「お、来た来た!」
ユリ:「え。サンタクロースがですか? まだ早いですよ?」
エベル:「違うって! あのチビ所長!」
ユリ:「へぇ……え?」
エベル:「よぉ、チビ! 遅かったじゃねぇか」
トータ:「そもそも約束なんてした覚えはないから、挨拶もそこそこに遅いと言われる理由が分からないね」
ハナダ:「こんにちは」
ユリ:「こんにちは、お二人とも。で。トータさんがサンタクロース退治? そんなまさか…」
トータ:「まさかそんな訳がないだろう。いつもながら脳内小春日和の彼がサンタクロースなどという存在しもしないものをどうやって退治するのか興味を引かれただけさ」
ハナダ:「先日遊びに来ていただいたから、その挨拶も兼ねて、ね」
ユリ:「あぁ、先日はエベルがお世話になりました(深々)」
ハナダ:「いいえ、こちらこそトータがいつもお世話になっています」
トータ:「待ってくれ、ハナダ。一体僕がいつこのお調子者のお世話になったんだって?」
エベル:「なんでもいーけど、最後まで付き合ってけよ! ぜってー楽しいから。あ、赤い服が目印らしいんでよろしく!」
トータ:「赤い服なんて誰だって着るだろう。そんな一般的な物ではなくて、もっと特徴的な目印を是非とも教えて頂きたいものだね。そんな目印ではたとえ策が完璧だったとしてもサンタクロースか否かの判別ができない時点で計画は失敗するだろうさ」
ユリ:「そういえば、どんな策を考えて来てくださったんですか?」
トータ:「何度も言わせないで欲しいんだけれどもサンタクロースなんてまず存在しないし、存在したとしてもそんなものの討伐に意義を感じないね」
ハナダ「まずはトータが言葉でサンタクロースの心を折りにいけばいいんじゃないかしら。皆に危険が迫るような事態があれば、私が投げ飛ばすかもしれないけれど」
ユリ:「なるほど。効果は抜群かもしれませんね。サンタクロースが聞いてくれれば」
エベル:「よし来た、拡声器を準備しろってことだな、任せろ」
トータ:「今日も脳内には見事に花畑が広がっているようだね? まずはサンタクロースよりも先に貴方たちが僕の言葉を聞くべきだと思うよ」
エベル:「そーいやチビって、夜更かしできるのか?」
トータ:「…」
ユリ:「そういえば真夜中に来るんでしたね」
トータ:「失礼な、僕は毎度毎度指摘されなければならないほど小さくはないし、むしろ心配なのは毎度毎度チビと言わなければならない貴方の度量の小ささだし、僕だって夜更かしくらいできるさ。今回こそはしてみせる」
エベル:「起きてられねぇのか。それは仕方ねぇな」
ユリ:「寝袋も一緒に準備してもらいましょうか」
トータ:「そんな物は必要がないと」
ハナダ:「トータ、夜更かしは駄目よ?」
トータ:「…一体全体僕にどうしろと言いたいのかな、このメンバーは?」


***

*トータ君とハナダさんの台詞には、ちらほらと送って頂いたものを使わせて頂いております。(変更あり)

こちらが熱い視線を送っていたら、秋待さん宅「願望交換局」よりトータ君とハナダさんが来てくださいました、ありがとうございます。
どうやら先日の危険物は飲まれなかったようで、えぇ、それが正しい判断かと思われます(笑)
トータ君を引っぱって来てくださってありがとうございました、ハナダさん(笑)

秋待さん、参加ありがとうございました! 何か問題がありましたら、ご連絡くださいませ。

 




月影草