ユリ:「あの、どなたかエベルを見ませんでしたか?」
ヴィル:「あぁ、あいつなら、あそこ」
ユリ:「防壁?」
ヴィル:「そーいうこった」


2013クリスマス・ブログ間交流企画「行ったり来たりクリスマス」
 「月影草」編 〜サンタクロースをやっつけろ!〜


ユリ:「…今年も、ですか?」
エベル:「おう! 今年こそは勝つ!」
ユリ:「何か策でもあるんですか、今年は?」
エベル:「いや」
ユリ:「じゃあ、今年もいつもと同じですね」
エベル:「いや、今年はちょっと違うんだな!」
ユリ:「?」
エベル:「はっはっは、聞いて驚け、今年は応援を呼んだんだ!」
ユリ:「応援って、父さんですか? それともヴィル? ジーク?」
エベル:「いいや、もっと頼もしいぜ! ほら、早速のご到着だ!」
ポルク:「こちらナビゲーター機動捜査課№44! 家宅に不法侵入しようとしている不審者がいるとの通報を受けて急行しました!」
ディー:『正直ここには来たくないんだが、不審者情報とあっては職務放棄するわけにも行かないからな……』
エベル:「な、心強いだろ!」
ユリ:「…良く来てくれましたね? いつも某科学者の皆さんにあんなに散々弄られているというのに…」
ディー:『仕方ないだろ、仕事は仕事なんだ。さっさと片付けて帰るからな、ポルク』
ポルク:「うん! 帰る前に改造してもらうんだ!」
ディー:『Σお前、その為にノリノリでここまで来たのか!?』
ポルク:「だって、目からビームが出るってかっこ良くない? あ、それとも不審者と相対する前に改造してもらった方が良いのかな?」
ディー:『ポルク、とりあえず改造計画のことは忘れて任務を優先しろ。良いな? それで、その不審者ってのはどこにいるんだ?』
ユリ:「まだ来てません」
ディー:『は?』
エベル:「24の夜中らしいんだぜ!」
ユリ:「そういうところは律儀というかなんというか…いえ、こちらの話です(真顔)」
エベル:「つーことだから、一緒にここで待機な! やー、いつも一人で待ってたから、今年はなんだか楽しくなりそうだぜ!」
ポルク:「分かった、ここで一緒に待ってればいいんだね!」
ディー:『おい、そこで素直に一緒に座り込むな! 不審者がいないならさっさと帰るぞ!』
ユリ:「まぁまぁ、折角来られたんですし、ゆっくりして行ってくださいよ」
ディー:『だ か ら、ここに来るのは嫌だったんだ…っ!』
エベル:「で、どんな策を考えて来てくれたんだ?」
ポルク:「ばっちりだよ! 見つけたら威嚇射撃して突撃!」
エベル:「ばっちりだな!」
ディー:『どこがだよっ!』
ユリ:「どこがですかっ!」


***


*ポルク君とディー君の最初の台詞は、送って頂いたものをそのまま使用しております。

ということで、第一弾は秋待さん宅「NAVIGATOR 44」よりポルク君とディー君が参加してくださいました、ありがとうございます!
このまま帰られてしまいそうな気もします(笑)
この後ディー君とユリが、「お互い苦労するな…」と意気投合したに違いありません。
ついでに言うと、拙宅科学者連中が出てくる予定はありません。彼らは常に自宅待機なので、要望があればいつでも顔を出せますが(笑)

では、何か問題がありましたら、ご連絡くださいませ。

 




月影草